そりゃ−確かにアタシは

結婚もしていなくて姑もいなくて彼氏もいなくて浮気されたことも無くて、たいした恋愛もたいしてしんどい思いもしてなくて、死にたくなるほどお腹が空いたことも無くて、お金が無くて無くて困ったなんてこともなくて、あっけらかんに生きてはいるけど、そう、例えば大好きな恋人が誰か他の女と浮気して「ごめん」と言ってきて、アタシに罪を償い続けたら、アタシは許そうとする気持ちを持つよ。そんなのは想像の範囲だけどアタシはきっとそのように努力するよ。信頼を取り戻すことがどんなに困難か知っているよ。
責められるのがどんなに悲しいか知っているよ。過去は戻らないことを知っているよ。過去のことばかり問うても悲しいことだと知っているよ。何故なら戻らないから、取り戻せないからだよ。

何度もそんな思いが頭をよぎってもちゃんと信じようと歩み寄ると思うよ。これってアタシが何にも知らないだけなのかな?でもきっと他のとこ行っても、信じようとする努力をしたか自分に問うと思うよ。疑ってばかりいないで、そんなの大好きな人がすり減っていくダケなような気がするもの。

なんか「アンタは独りでなんにも知らないからそんなことが言えるのよ」って言われたら悲しくなったよ。違うと思うんだけどなって、はっきりそう思うよ。