テレビを見てる日々

ラストフレンズを見て、アタシはどうしようもなく人間という生き物が嫌いで、どうしようもなく愛おしいと思ってるんだって思った。


矛盾の中だ。


人はきっと心の闇を、歪んだ正義を、そっとそっと心の中に沈着させていて「何が正しか」なんて分からないから、相手の気持ちを考えて想像して生きるしかない。


自分の中の正義を信じて相手を思うしかない。


けれど明らかに弱者に対して暴力を振るうのはよくない。


けれど、それしか知らないとしたら?


心の中に沈着してこびり付いてそれしかすがるものがなかったら?


だったらキミの中の闇を取り除こうじゃないか。


それもきっときっと愛だと思うのだ。


キミのよじれてしまって傷付いたハートを、癒そうじゃないか。


アタシはきっと「一緒に生きていこうよ」と手を差し伸べていきたいのだと思う。


諦めずに、紡がれた部分をそっと触っていこう。


愛があればそんなことは容易い。愛とは。


ある意味、人は方法にすがっているのかもしれない。


愛する方法みたいな、そんな固定観念に捕われているのかもしれない。


愛に至には、方法なんてない。ただただ微笑みかけて、そっと優しく寄り添えばいい。


ふわりと舞い落ちる雪のように溶けて無くなっても、精神は傍にある。