全部それでいいよ

今日は高校の時の美術部の顧問の先生と山形まで行ってきました!もしかしたら初山形かもしれませんです、はい。

目的は「小説家(ライター)になろう講座」
http://www.sakuranbo.co.jp/info/oshirase/2008/03/post-1.html

先生からお誘いを受け、初参加したわけですがすご〜く充実した時間だったし、刺激的だった!!

講師の先生も「このミステリーがすごい!大賞」を受賞された東山彰良(ひがしやまあきら)さんと、本講座出身者で同じく「このミス大賞」受賞者の深町秋生(ふかまちあきお)さん。そして講談社の編集さんがお一人と山形市在住の文芸評論家の池上冬樹先生がいらっしゃって、講座受講者の方の提出する短編作品をテキストにして講評やお話をしてくださるっていう感じ。



講評を聞くのはすごく楽しかったな。作品に対して言うことよりも全体的に「文章を書く」と言うことを以前よりも深く考えた時間でした。2時間はあっという間であーゆー授業?じゃないけどディスカッションを聞いているのはすごく好き。退屈しませんでした。



アタシがすごく思ったのは文章は書き手と読み手によって感じ方が違うってこと。当たり前のことなんだけど「文章が新たな感覚を生む」というか。
人それぞれ思いを巡らせて生まれてくることがあるなって思いました。作者の意図しないことを読み手が思ったり、考えたりすることがいっぱいあるなって思いました。絵も写真もそうだけど、作者の意識した世界観と、受け手の感じた世界観は必ずしも一致しなくてそれがいいし、それでいいって思いました。色んな人の色んな感じ方がすごく面白かった。


アタシは十文字映画祭で青山真二の「サッドヴァケイション」を見たとき何とも言われぬ感情が生まれました。好きかきらい勝って言ったら嫌いだけど、でも強烈に圧倒されました。すげ〜って思いました。


それは本日の話で東山先生が「気持ちに(心だったかな?)摩擦を起こす」ということを言っていてピカーンときました。正でも負でも自分の気持ちをかき乱す表現というものに出会ったとき、ドキドキします。


アタシは人に届け!と思いながら文を書いているつもりです。伝わればいいな、伝わって欲しいなと思っています。何かころころと転がってくれたらいいなって、小さな希望を託してこれからも日記をつけて行こうと思いました。せっかくこの講座に参加させていただいたので色んな表現方法を見つけたいです。


本日一番ピカーッと来たお言葉
『個性は滑らかにする必要はない』でした。


おやすみなさい☆