命の現場〜刹処分の瞬間

今日のニュースJAPANは時代のカルテ〜命の現場〜刹処分について

でした。ご覧になった方いたでしょうか?非常にショッキングな映像が最後に流れました。犬の刹処分の瞬間です。生後間もない子犬から若い元気な子まで。

首輪をつけたままのわんこもいました。

毎日この日本の何処かで、犬や猫、多くの動物が二酸化炭素中毒で死んで行きます。人間の手によって殺されて行く毎日です。

ガス室に入れられ、異変を感じ取り、もがくも、数分後にはがくりと首をもたげて目をあけたまま死んで行くのです。安楽死ではありません。それは人間がそう解釈したいだけです。苦しみ、何よりも何が起こるか分からない恐怖を抱えながら死んで行くのです。

人間は恐ろしいですね。すごく悔しいし悲しいです。

飼えない、言う事をきかない、思っていたより大きくなって鳴き声がうるさい、
それは犬を飼う前に一生懸命考えなければいけない事です。犬の寿命は12〜13年と言われています。現在は犬種を検索すると、雄の体重が成犬になれば何キロか、1ヶ月のえさ代のおおよその金額、集合住宅向きか、運動量、小さな子供がいる家には適しているか、おおよその事が記載されています。


どうして人は簡単に命を捨てる事ができるのか。お腹に大きな真っ黒い腫瘍を抱え、飼育放棄の回収車に乗せられて行くポインター。目を空ろにして、舌をべろんと出し、横になっています。

生まれたばかりの子犬もいます。手数料数千円で処分される命です。




ここまで見て、何かをせずにはいられなくなります。でも一体何をできるのか。諸悪の根源は、私も含める人間です。

苦しいですが、今自分にできることを考えた時、自分のパートナーであるおきなとはじかを大切にしようと思いました。そして、何が自分にできるのか、日々考えようと思いました。


こうやって誰かに私の知りうる現実を話そうと思いました。正直、動物を飼うと言う事は、大変です。それ以上に喜びがありますが、今現在、父と母と祖父と一緒に暮らし、多くの愛情を様々な世代から受けているおきなとはじかの成長を嬉しく思うと同時に、彼らが老いたときの事、怪我をしたときの事、さよならの瞬間、様々考えながら生きています。


おきなは多少の問題行動(家族以外の人間の受付拒否、かみつき癖)があり、去年からボランティアで行ってくれているしつけ教室にも通いだしました。そうやって人生を供にして行くパートナーとして私の場合、傍にいてもらっています。


問題行動は幼いときの社会性の不足や、臆病な性格からのもので、人間にだって臆病な子や元気な子、そんな個性があるのです。わんこにゃんこその他多くの動物たちも一緒。


今回の放送は多くの人に非常に大きなショックを与え、何かを考えるきっかけになったと思います。年間○○匹の動物が刹処分されています。数字にもピンとこないし、知らぬが仏の現実です。


でも確実に身近で起きているし、現実そのものなのです。


動物はおりこうです。「言う事を聞かない」それは当然です。彼らは私たちの言う事を聞くために存在しているのではないからです。寂しさをなくすためにいるのでもありません。それならばぬいぐるみと一緒です。


彼らは尊い命をもって生まれてきたのです。


今日の衝撃の映像を見て、少々高揚した感じで書いてしましたが、もっと飼い主、ブリーダー、動物と接する全ての人間に意識を高めてもらわないとこの現状はいつまでも続きます。


自分が殺したわけではないからという意識ではもうだめなような気がします。


山新内閣総理大臣は総理就任を目前にして、長年過ごした愛犬と死別しました。総理官邸は本来ならば動物は飼えなかったようなんですが、愛犬を迎え入れれるように準備していた矢先の不幸だったようです。


昔から人間だけの星ではなかったはずの地球はいつしか人間が自分たちのもののように、自分たちの快適と自分たちの利益を求め、自分達の星のようにしてしまいました。けれど、おおくの生物の生命体でもある地球です。


愛をもって全てに接したいですね。


現状打破を目指します。


ごめんよ。