SMOKE LINE - sueside

２９日ココラボにて→http://theartconference-akita.blogspot.com/

津田直さんという写真家のトークイベントに出席。何と言うか…うっとりな日でした。

２時からのトークイベントと夜７時からの二部構成。昼の部は「SMOKE　LINE」という写真集についてのスライドショウとトークイベント。

夜の部は華道家の片桐さんも加わり、津田さんの出した「漕」という写真集とスライドショウ＆トークショウ。

昼がドライでストイックな撮影の話であったら、夜はロマンチックなどろりとした朗読劇のような空間でした。

うーん、何ていったらいいか分からないけど、「一流」な気持ちに触れることが一番気持ちがいいな。感動するし、動かされる。

「SMOKE　LINE」も「漕」も両方全く違ってて魅力的すぎてどっち欲しいか本当に迷った。でも。今自分に必要なのは「SMOKE LINE」のような気がしたのでそちらを購入。「漕」は新しい津田直の世界だったので彼を知るという意味でも、ドライな撮影の話や印画紙に近い用紙を選んだりと、生の写真そのものにこだわったと感じた「SMOKE LINE」を選んだ。「漕」は本の装丁がすごく美しかったな、いつか欲しい、本当。

トークショウ終了後、サイン会が開かれてサインしてもらったんだけど、どちらか買うのを迷ってこっちにした、と津田さんに話したら、言葉を書き添えてくれた。

「大きな声と小さな声が世界を包む
出来れば小声は両耳で聞いてほしい」

うーん。ロマンチスト！！

写真も物語が在ってロマンスを感じます。うっとりするようなロマンチックさと冴え渡るロマンと。美しいよ！一日眺めていてもいい写真です。一ヶ月に一度、ページをめくるのでもいいかもしれません。

締めくくりは秋田の千秋公園の桜の写真を見ながら。うーん、ロマンチスト！！津田さんも長い旅から帰ってきたばかりで、桜を見ていないんだとか。おまけにトークイベントの前日は美しい満月。

きゃーなんて美しいのだろう、ロマンチックック！って感じでした。これが男女なら恋に落ちてしまうわねと言う感じの夜であった。うん、満足なり。