人の感情に興味は無い

NANA―ナナ― 19 (りぼんマスコットコミックス)

コンビニに携帯料金を支払いに行った際、ふと見た本棚にあったので買った。すぐに読んだけど、なんだかもう嫌になるくらい人の気持ちを人は蔑ろにして、むしろ人なんて自分ことだけ考えてしか生きてないのよ、ばかばかしいみたいなことを思った。

特に恋愛は自分のことしか愛せない人々が、自分以外にも他人を愛そうとするのでパンクして手軽に愛情を持ったり捨てたりしている。逆にそんなことが厄介だと自分の殻に閉じこもり、疲れている。この漫画の中の登場人物を見渡してて自分と似てる人を探したけれど、アタシはこの登場人物の中の混合物で、人は誰しもがそうだけど思い描いていた通りの人ではない。むしろパターン化しない人間になりたいと思うし、意地ばかりはっていてもしょうがないし、プライドばかり優先してもしょうがないし。

夢を見れないのは悲しいし、笑えないのは嫌だし、嫌だと思いながら仕事を続けるのは辛いし、時々は誰かに甘えたいし、とかそんなことを思ったのだけど、アタシはこう、HAPPYがいい。誰かが何かを諦めるのではなく、諦めたときグジャグジャになった気持ちのまんまじゃなく少しでもすっぱりとすっきりとそうなれるように。

綺麗ごとで嘘っぱちでも、過去に怨念は残したくない。

過去ばかり語る水原さなえちゃん（ラブジェネ）のような女子は無理だし。過去はよくも悪くも戻せないところが人の諦めを悪くさせる。「あのときああしなかったらいまはこうじゃなかった」なんて当たり前すぎることをいって後悔してるヤツもコトもそりゃーそりゃーいっぱいある。でも「あのときああしててもあんたは今を後悔するよ」とか思う。後悔するヤツはどんな選択をしたって後悔するんだと意地悪そうに誰かが言っていた。